【マイセンのあいうえお】わら

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わら

稲刈りの後のマイセンの田んぼには、稲わらが撒かれたままになっています。発酵することで貴重な有機質の肥料になってくれるからです。

寒い冬の間には、発酵は進みません。春がきて暖かくなってくると発酵が始まり、肥料となり、植えられた苗に栄養分として吸収されていきます。
一度刈り取られた稲が、わらから肥料に姿を変え、次に生まれてくる子孫の成長を助けてくれているのです。

しかし、気をつけなくてはならないこともあります。
発酵の段階で、わらから「メタンガス」が発生するのです。このガスは、稲の根を痛め、お米の味を悪くしてしまいます。それに加えて、地球温暖化効果ガスのひとつでもあり、環境に悪影響を及ぼします。その影響はCO2(二酸化炭素)の20倍であり、地球上で発生するメタンガスのうち約1割が水田から発生しているとも言われています。

私たち人間にとってみれば、メタンガスは好ましいものではないかもしれません。しかし、自然とはなんと不思議なのでしょう。このメタンガスをエサに生きている微生物がいるのです。

光合成細菌と呼ばれるこの微生物を、マイセンでは、田植えと同時に田んぼに投入しています。彼らが、メタンガスと引き換えに、豊富なミネラル分を作り出してくれるおかげで、苗はガスに悩まされることなく、のびのびと育ちます。きれいで生き生きとした根を見れば、その効果は一目瞭然です。

稲や田んぼにとって、良い農法を行っていけば、自ずと私たちにとっても良い影響がもたらされるのです。


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