【マイセンのあいうえお】種もみ

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種もみ

春がくると、いよいよ農作業が始まります。
まずは、昨年とれたお米から、種もみの候補を選別することからです。種もみというのは、もみ殻のついた、稲の種のことです。農家は、この種もみを発芽させて、苗、そして稲に育ててゆきます。ちなみに、もみ殻を取り去ったものが玄米です。

種もみを選ぶ基準は、次の2つです。
1. 粒のハリがよい
2. 中身がしっかり詰まっている

粒のハリは、見た目で区別できますが、中身がつまっているかどうかは、もみ殻がついた状態では分かりません。かといって、もみ殻を取ってしまっては、種としては使えなくなってしまいます。
そこでマイセンでは、2つの方法で、中身をチェックしています。

1つは、風力を利用する方法です。風の力で、よく飛ぶもの、つまり軽いものは、中身がつまっていない種なので、飛ばないものを選んでゆきます。

もう1つは、塩水を利用する方法です。比重 1.3の塩水(これは生卵を沈めたときに、半分以上浮いてくる程度の濃度です)に種を沈め、沈んだままのものだけ選んでゆきます。

こうした厳しい条件をクリアした種だけが、エリートの種もみとして、今年の種まきに使われます。この種もみ次第で、稲の出来栄えが変わってきますから、種もみの選別は、とても大事な作業となります。

このあと、種もみは、苗箱のなかで苗に育つものと、直接田んぼに播いて育つものとに分かれていきます。

とくに、直接田んぼに播く方法は、「直播き」と呼ばれ、種にとっては、非常によいやり方ですが、技術がいるため、なかなか一般では見られません。

このお話のつづきは、あいうえおの「し」の「直播き」をご覧ください。