【マイセンのあいうえお】連作

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連作

同じ場所で、同じ野菜をつくり続けることを連作と言います。

畑では、連作を続けていくと、だんだんと収穫が少なくなったり、作物が病気になっていきます。これを連作障害と言います。

連作障害がおこる大きな原因のひとつは、土壌に養分がなくなり、やせ細ってしまうことにあります。
野菜は、土壌から養分をもらって育っていきます。しかし、土壌の養分にも限りがありますので、少しずつ与えられる量は減っていきます。そうすると、野菜が栄養不足になり、育ちにくくなったり、病気になったりするのです。

連作障害を防ぐためによく行われているのは、育てる野菜を変えることです。野菜によって必要な養分は違いますので、育てる野菜を変えてやれば、土壌は同じ養分を与え続けなくてよくなります。ときには作物をつくるのをやめ、土を休ませたりしながら、土壌バランスをとります。

ところが田んぼ(水田)では、お米を毎年つくることができます。その秘密は、水にあります。
田んぼの水は、山からきています。山に降った雨は、落ち葉や微生物の死がいなどを溶かして養分にします。養分をふくんだ水が、川へと流れて、田んぼにたどり着いているのです。

また、田んぼの水は、藻や微生物が発生するのにちょうどよい温度です。かれらが働いてくれると養分がたまります。

このように、水のおかげで田んぼの土壌には養分が保たれています。だから連作障害を起こさずに、お米をつくり続けることができるのです。
お米をつくりはじめる前の日本は、人口20万人でした。それが奈良時代には600万人に、明治に入ると3,800万人、いまでは1億人以上です。

面積のせまい日本でこんなにたくさんの人が暮らしてこられたのは、お米を連作することで、食料を確保できたからでもあるのです。


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