【マイセンのあいうえお】噛む

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噛む

よく噛んで食べることで、様々なことが起こります。
日本人は、ご飯とおかずを一緒に食べ、咀嚼することで、好みの味に調節するということを、無意識に行っているそうです。このような食べ方は「口内調味」と呼ばれています。

先日、お客様から、こんなお話を聞きました。

「わたしは、普段は玄米食を行っていますが、久しぶりに夕飯に白米を食べてみました。
白米は甘いと感じる一方で、おかずは味が薄い気がするんです。しかも食事が進むにつれて、どんどん味がしなくなっていく。醤油を足したりしてやり過ごしましたが、なんだか無理に満たしているような食事になってしまいました。
作っているおかずは、いつもと変わらないのに、白米に替えただけで、こんなに食味が変わってしまうのに驚きです」

白米は玄米に比べ、デンプンから糖への分解が早くなります。玄米には表皮が残っていますが、白米は精米されて残っていません。表皮がなくなり、デンプンのかたまりになった白米の方が、分解が早く進み、甘いと感じるのではないでしょうか。

それよりも、このお話で注目したいのは、「食味が変わる」というところです。
日本人が、口内調味をしているとすれば、白米で甘くなった口の中には、「塩っぽいもの」が欲しくなるのではないでしょうか。このお客様も、食事中に醤油を足しています。

塩加減を求めれば、味付けは濃くなるでしょうし、調味料やドレッシングの使用が増えるでしょう。これが「塩分の摂りすぎ」になる原因の一つではないでしょうか。
薄味を心掛けてはいるものの、もの足りなさを感じているという方は、白米を玄米に替えるだけで、美味しく、しかもバランスのとれた食事が出来るようになる、かもしれません。


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