【マイセンのあいうえお】不耕起栽培

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不耕起栽培

田んぼと言えば耕すものだ、と皆さまもお思いでしょう。マイセンも、田植えの前には、トラクターできれいに耕します。
しかし創業当時は、全く耕さないで田植えをしていました。不耕起栽培と呼ばれる農法です。

不耕起栽培は、稲が持つ自然の力を引き出すことを目的にしています。
耕していない田んぼに苗を植えるのは、コンクリートに植えるようなものです。土が固すぎて、苗は根をなかなか伸ばせません。しかしそのことが、苗に潜在的な適応能力を開花させることになり、異常ともいえる太い根と、根量が育ちます。
野性味を帯びた根に支えられ、稲は太くて固い茎をもち、病気や害虫にも強くなります。結果として農薬など使わなくてもよくなるのです。

しかし、問題もありました。
田んぼは耕さないと、水平にならず、水が均一に行き渡りません。穴も空き、水漏れがおこります。また、固い土の上に苗を植えるには、ゆっくりと行う必要があるため、時間を要し、その間、植えていない苗はどんどん老いていてゆきます。
規模が拡大するにつれ、負担が大きくなっていきました。このままではお米の価格を高くしないと続けられなくなり、やむを得ず、不耕起栽培は断念しました。

不耕起栽培は魅力的でしたが、それにこだわりすぎて、価格が高くなりすぎることは良くないと考えました。余りに高いものは、皆さまの食卓に毎日並ぶことは難しくなります。マイセンがお届けしたいのは、健康であって、商品そのものではないのです。普段の食生活に取り入れてもらわなければ、どんなに良いものを作ったとしても、意味をなさなくなります。

その後、品質を落とすわけにはいかないので、あれこれ違ったやり方を模索し、結果として今の農法にたどり着きました。
それも不耕起栽培の経験と知識があったからこそ、だと思っています。